腰痛

院長の本庄です。

今回は腰痛について書いてみます。

腰痛は様々なものがありますが、ここでは急性期と慢性期に大きく分類し
考察させて頂きます。

急性腰痛

➀急性筋膜性腰痛
筋肉の過緊張からくる筋膜の炎症があるもの。
背中の痛みもこれに含まれるでしょう。
過緊張からのものですので筋緊張の患部に鍼治療で緊張を散らしていけば
すぐに好転反応がみられます。冷湿布やアイシングも有効です。

➁ぎっくり腰
大腰筋のけいれんによる腰椎椎間関節の捻挫です。
程度が酷ければヘルニアや坐骨神経痛に移行するリスクがある
気をつけねばならない故障です。
私自身も6・7回経験しました。
受傷直後は動かさない・消炎鎮痛剤服用・アイシングが効果的です。
重症なものはトイレにも這って行くほどの痛みがあります。
軽傷なものだと脊柱起立筋・大腰筋刺鍼で軽快、炎症が治まってから(受傷4・5日後以降)
の施術をお勧めします。

慢性腰痛

➀慢性筋膜性腰痛
慢性的な筋肉の過緊張からくる血流不全・筋肉慢性疲労、内臓疲労による内臓体性反射が原因の場合もあります。
マッサージ・鍼治療が効果的です。温熱治療(ホットパック・高周波治療)も加えると一層の血流促進効果が期待出来ます。

➁坐骨神経痛を伴う腰痛
ちょっと厄介な腰痛です。神経症状を伴っているか否か意外と自分ではわからない時が
多いです。
下肢の力が入りにくい・足がかくっと抜ける感じ・筋肉の突っ張る感じが
休んでも取れない‥、疑っても良いと思います。
整形外科にてレントゲン撮影で腰椎椎間関節の状態は大体判断していただけるとは思います。
よっぽど酷くなければ鍼治療で治ると考えています。(椎間板ヘルニアや椎間関節症)
脊柱起立筋・腰方形筋・大腰筋・大腿四頭筋・大中小殿筋・梨状筋の状態を改善させ
坐骨神経の流れを良くする施術は長い時間と努力が必要ですが、必ず回復します。
脊柱全体のバランス治療・腰椎周辺の過緊張の除去すべくマッサージ・鍼治療を施します。

私自身若い頃に、何度かぎっくり腰を経験した後に治療院を紹介され、すがる思いで施術を
受けました。
その時は臀部と脊柱起立筋を温めてオイルマッサージ、さらしを巻くようなシンプルな
治療でした。
診てもらって精神的に楽になった記憶があります。(20数年前)
痛みは精神的な影響も受けるなぁと思いましたね。
そのころからこの業界に興味を持ったと思います。

腰痛はただ休んでいても改善しません。
普段から定期的なケアを行ない快適な生活を手に入れましょう!
お一人で悩まずにご相談下さい。

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